新・魔法のコンパス
1時間で読めるビジネス書「新・魔法のコンパス」
今回の『新・魔法のコンパス』はゼロから全部書き直して、『お金』や『広告』についての最新のトレンドというよりかは、『お金』や『広告』を知る上で押さえておかなければならない普遍的な内容にフォーカスしてみることにしました。
先日、発売した「新・魔法のコンパス」
普遍的なルール、しなやかに歩くための羅針盤を“現代の革命家”キンコン西野がキミに授ける。
1.希少価値を高める
収入の高い人と低い人の違いってなんだろう?
「仕事の大変さ」か。
いや、仕事の大変さなら深夜のコンビニのアルバイトや真冬の警備員なんてめちゃくちゃ大変だ。
でも
いわゆる高給取りじゃない。
「技術力」かな。
確かに一つの分野で考えれば、技術力の高い方が給料もあがりそうなものだけれど、「スーパーのレジ打ちの技術と、野球選手の送りバントの技術どっちが上—?」なんて比べられない。
どうやら、「技術力が高ければ給料が高い」とも言い切れないようだ。
答えを言うと、収入の大きさを決めているのは、「仕事の大変さ」でも「技術力」でもない。
「希少価値」だ。
「100人に1人の人材になる」か「100万人に1人の人材になる」かで収入は変わってくる。
当然、替えが効かない人材になった方が収入は増える。
早い話、収入を増やしたければ「100万人に1人の人材」になればいいんだけど、それは確率でいうと「オリンピックのメダリスト級」でそこにたどり着くのは難しい。
2.職業の掛け合わせで希少価値を上げろ
「1万時間の法則」という法則があります。
簡単にいうと、「一つの分野に『一万時間』費やせば100人に一人の人材になれますよ」という話。
1万時間というと、毎日9時間頑張って、、3年くらいかな。
例えば、キミが最初に1万時間を費やしたポイントを「A」とする。
キングコング西野の場合だと「A」はお笑いとする。
「A」に1万時間を投下して「100人に一人」の人材になったならば、次は全く違う分野「B」に乗り込んで、そこで1万時間費やす。
「B」でも「100人に一人」の人材になれるわけだ。
キングコング西野の場合だと「B」は絵本だね。
この「A」と「B」の両方を兼ね備えてる人間は「100人に一人」×「100人に一人」なので、1万人に一人。
この瞬間に希少価値が一気に上がる。
漫才ができる絵本作家は「一万人に一人」しかいないわけだ。
今、日本で「芸人×絵本」の仕事は、大体キングコング西野に転がってくる。
ここでのポイントは「A」と「B」をなるべく話しておくこと。
例えば、「A」でサッカーに1万時間費やして、「B」でフットサルに1万時間費やしても、細かくみれば「1万人に一人」には違いないけど、仕事の幅としては狭い。
めやストしては「○○のくせに、、」と揶揄されるくらいが丁度いい。
「芸人のくせに絵本を描きやがって、、。」
「タクシードライバーのクセに英会話講師しやがって、、。」
こんな感じで、掛け合わせる職業はなるべく離しておいたほうがいい。
「移動中に英会話レッスンができる個人タクシー」なんてめちゃくちゃ重宝されると思うよ。
3.自分の「信用面積」を拡げろ
「A」に1万時間を投下し、「B」に1万時間を投下して、キミが「1万人に一人」の人材になったら、次は全く違う分野の「C」に乗り出して、今度はそこに1時間投下してみよう。
キングコング西野の場合だと、「オンラインサロンオーナー」だね。
「A」と「B」と「C」の三つを押さえた人間は、「1/100×1/100×1/100」なので「100万人に一人」となる。
「A」に3万時間を費やすより、「A」「B」「C」にそれぞれ1万時間を費やした方が希少価値をあげやすい。
「A」「B」「C」の三点を結ぶと三角形ができる。
さっきまでは「A」と「B」を結ぶ“線上”が「需要」だったけど、今度は「A」と「B」と「C」を結んだ三角形の“面積”がキミの需要になり、仕事の幅は一気に拡がる。
この三角形の“面積”のことを「クレジット(信用)」と呼ぶんだけど、当然、クレジットが大きければ大きいほど、需要が増える。
収入を増やすには、このクレジットを大きくすればいいわけだ。
複数の職業を掛け持つ「複業家」になることで、お金を生む力がぐんぐんと膨れ上がるわけだ。
4.まとめ
新・魔法のコンパスでは1.お金 2.広告 3.ファン の大きく3章に分かれて書かれている。
語り口調で読みやすい作りとなっているので、西野さんの思考を読みたい方はぜひ、一読を。
以上、むーなか(@muunaka0202)でした。